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「広島県議会基本条例(素案)」のパブリックコメントに応募しましょう!

2010年10月24日 16:12

理事の茂田です。

 地域主権改革の推進に向けて、広島県議会も動きを活発化させています。県議会は今、議会の憲法とも言える議会基本条例の制定に向けて動いており、その一環として、議会基本条例(素案)に対するパブリックコメントが募集されています。詳細はこちら
この条例が、よりよいものに、そしてより納得度の高いものになるように提案を行いましょう!
〆切は11月3日(水)です。応募はお早めに!
ちなみに、私は先行している他自治体の議会基本条例を参考に、つぎのとおり提案を行いました。

~~~~~ 以下私が個人的に提案した内容です。 ~~~~~~~

○「広島県議会基本条例(素案)」に対する意見


提案1 議会の意見集約の手法を幅広く規定する。

(1) 条文の修正案

次のとおり、条例素案第3条中「議会活動」を「議会活動等」に改める。
(修正後)
議会は、県民の意思を代表する議員の議会活動を通じて、県民の多様な意見の集約し、 県政に反映させることを使命とする。

(2) 提案の理由

意見集約の方法として、議会説明会等の取組みが全国的に広がっている。”議会活動”の定義がされていないので、このような取組みが議会活動に当たるのかどうか分からないが、もしこういった法の定めのない取組みが”議会活動”に含まれない場合は、第3条中「議会活動」を「議会活動等」に改める。(”議会活動”の定義も必要。)



提案2 議会及び議員から知事等への働きかけを公表する。

(1) 条文の修正案

条例素案第12条に次のとおり第2項を加える。

「2 議会及び議員は、非公開の場における知事等の働きかけを行う場合は、文書により行い、これを公表しなければならない。」

(2) 提案の理由

議場以外の非公開の場で、議員から首長等や職員に個別の不当な働きかけが行われ、執行権の適正な執行が妨げられるという事件が発生している。このようなことの無いよう、非公開の場における議会及び議員からの働きかけについては、記録・公表する必要がある。



提案3 議場での質問及び質疑は一問一答形式を基本とし、関連する質問のみ一括して質問することができることにする。

(1)条文の修正案

条例素案第14条を次のとおり修正する。

(修正前)

議員は、議場で質問及び質疑を行うに当たっては、一括質問、一問一答等の方式により、県民に論点を明らかにするよう努めるものとする。

(修正後)

議員は、議場で質問及び質疑を行うに当たっては、争点を明確にするため、一問一答方式で行う。ただし、関連する質問については、一括して行うこともできるものとする。

(2) 提案の理由

一般的に、一括質問より一問一答の方が、質疑の傍聴者もしくは視聴者にとって、論点が明らかになると考える。一括質問の方が聞き手にとって分かりやすい時のみ、一括質問を行えることとする。これにより、議会の透明性の向上及び、議会の傍聴・視聴のハードルを下げることができると考える。



提案4 議場での議員からの質問及び質疑に対して、知事等が質問や意見を自由に述べられるようにする。

(1) 条文の修正案

条例素案第15条を次のとおり修正する。

(修正前)

知事等は、本会議又は委員会における質問及び質疑に対して、議長又は委員長の許可を得て、答弁に必要な範囲内で質問及び質疑の趣旨を確認することができる。

(修正後)

知事等は、本会議又は委員会における質問及び質疑に対して、議長又は委員長の許可を得て、質問を行い又は意見を述べることができる。

(2) 提案の理由

知事等の発言権をより広く認めることで、踏み込んだ議論が行われるようになり、よりよい意思決定に繋がると考える。



提案5 議会は、県民の議会活動への参加の機会が増えるように、議会活動の祝祭日等の実施や、情報通信技術の活用等に努めることとする。

(1) 条文の修正案

条例素案第16条を次のとおり修正する。

(修正前)

議会は、県民が議会活動に参画する機会を確保するよう努めるものとする。

(修正後)

議会は、県民が議会活動に参画する機会が増えるように、情報通信技術の活用や、議会活動日時の設定等に努めるものとする。

(2) 変更の理由

本会議や委員会を、祝祭日や、平日の夜間に議会や委員会を開催することで、県民が議会活動に参画する機会を確保することができる。また、若者にとって身近なニコニコ動画やYouTubeといったウェブサイトによる情報発信を行うことで、議会への参加の機会を確保すると共に、関心を高めることができる。



提案6 議案等に対する賛否の公開を義務付け、質問要旨を事前公表する。

(1) 条文の修正案

条例素案第18条を次のとおり修正する。

(修正前)

議会は、議会の意思決定過程を県民に対して明らかにするため、本会議及び委員会を原則として公開するとともに、議案等に対する議員の賛否を速やかに公表するよう努めるものとする。

(修正後)

議会は、議会の意思決定過程を県民に対して明らかにするため、本会議及び委員会を原則として公開するとともに、議案等に対する議員の賛否を即日公表する。また、本会議及び委員会における質問等については、その要旨を前日迄に公表する。

(2)提案の理由

議会基本条例前文に、条例制定の趣旨は「県民に信頼される議会を構築するため」とされているが、賛否を非公開にした場合、どのような理由があっても議会の信頼は失墜すると考える。よって、賛否の公開は努力義務ではなく、義務規定にすることが妥当である。

また、第3条に「県民の意思を代表する議員」という言葉があるが、議員の議会での意思決定行動が公表されない場合、県民は自分の意思に最も近い代表者を知ることが困難になり、議員の代議士としての正当性も揺らぐと考える。

質問要旨の事前公開は、議会の透明性を高めると共に、本会議や委員会への県民の関心を高めることで県民の参画を促す効果が期待される。



○「広島県議会基本条例(素案)」以外の議会改革に関する意見

・HPにおいて、本会議毎の提出議案を全て公開し、各議員の賛否を併せて公開する。

・条例(素案)前文に「本県議会においては、これまでさまざまな自己改革を進めてきた」とあるが、これまでの改革について、県議会のHPで紹介する。

・各条文の趣旨がより明確になるように、逐条解説を公開する。
1pixel・緊急の課題に速やかに対応できるように、委員会を随時開けるよう通年議会とし、3、6、9、12月を定例会議とし、その他の期間は必要に応じて審議を行い、それ以外の期間を休会とする。

・県議会のHPに採択された請願が公開されているが、採択されなかった請願についても公開する。
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9月3日 教育講演会「世界一の学力の国フィンランドに学ぶ」受講報告書

2010年10月07日 23:55

平成22年9月9日

教育講演会「世界一の学力の国フィンランドに学ぶ」受講報告書

篠原裕次郎

開催日:平成22年9月3日18:30~20:30
開催場所:サンスクエア東広島 3階 アザレアホール
主催:学力世界一の国フィンランドに学ぶ会(後援:広島県教育委員会)
講師:エルヤ ホヴェーン氏(ヘルシンキ市レッス総合学校長)
通訳:梅原ソルヤ裕美氏

趣旨:「米百俵」。01年に首相に就任した小泉氏が所信表明演説で引用して有名になった。これを文字通り実行したのが北欧のフィンランドだ。ソ連崩壊の余波で大不況に見舞われ国の歳出は大幅カット。そのなかで教育費だけ増やす大勝負に出た。それは大きな果実をもたらした。子どもたちの学力は急伸。国際比較ではいつも世界のトップだ。ノキアなど知識集約型の産業が発展し「森と湖の国」はハイテク国家に変容した。

  この度、フィンランドの総合学校長を広島に招聘して、講演を9月1~4日まで広島、三次、東広島、福山で行うことで、子どもたちのやる気を引き出し、自らが何かに喜んで挑戦していくことを育むフィンランドの教育を学ぶ。


●講演内容

フィンランドの学校の仕組み

・6歳:幼児教育。グループで遊ぶ。

 7歳~15歳:基礎教育(小中学校)。ホヴェーンさんの学校。

 16歳~18歳:一般高等教育。または職業訓練校。

 19歳~23歳:大学。または19歳~22歳:科学技術専門大学(23歳:就業経験)。

 一般高等教育から職業訓練校へ進学もできる(逆も可)し、職業訓練校から大学にも専門大学にも自由に行ける。受験もない。全ての段階で全てを選択でき、いくらでもやり直せるので進路の失敗というものが存在しない。

・平等が一番大事。男女平等(全て共学)。経済的平等(授業料なし)。地域的平等(居住地域の学校に入る)。これらの平等により、ひとつの学校にあらゆる階層の人がいる。

・教材も給食も保健もソーシャルワーカーも全て無料。国民全員の税金。

・フィンランドには塾もない。学校がそれぞれの子供に合ったやりかたを考える。

・フィンランドは人口521万人ととても少ない。人の才能が宝。



レッス小中学校について

・1891年創立。昔は男子校だった。1970年代の改革により、全ての学校が共学になった。

・首都にあるので、親が駐在員、外交官、国際結婚など外国人の生徒が多い。永住する移民に対してはフィンランド語で授業を行う。短期(~3年)の場合は英語で教える。それぞれのカリキュラムは全て教師が作る。

・生徒数450人。19クラス(1クラス最大25人)。常勤職員39人。生徒のカウンセラー1人。生徒の学習アドバイザー2人。クラスアシスタント3人。保健師(週4日)。ソーシャルワーカー(週3日)。心理学者(週2日)。



小中学校の目標

・幅広い一般教養。小中学校ではまだ専門化する必要はない。

・すべての子どもが自信を持つことが大事。沈む子もスポットのあたる子もいない。

・子供には積極性が必要。活動的であること。リスクを負うことができる。誰でも失敗はある。それよりも自分のやっている勉強に価値を見出す。

・生徒の目指すべき目標(質問ができる。考えることができる。コミュニケーションがとれる。積極的。好奇心がある。主義主張をもつ。思いやりがある。寛容である。偏りがない。反省できる。)



教科

・国語は一番大事。全ての学年で教える。外国語も一人二つ以上を全ての学年で教える。

・フィンランドではその学校に同じ国の外国人が4人以上いたら、母国語を週2時間教えなければいけないことになっている。そのため、レッス小中学校では合わせて38か国語も教えている。

・数学、環境科学、生物、化学、地理、物理、保健、宗教・倫理、歴史、公民、体育、音楽、視覚芸術、手芸、工芸、家政学

・手芸、工芸を大事にしている。教材は無料。手と目の共同作業。この機械はどうやって動いているのかということも教える。~4年生までには理科・物理という教科はなく、その代り、例えば工芸でラジオを作れば一緒に物理も教える。手芸で衣服を作れば、平面から立体への製図も勉強する。ただ作り方を習うのではなくいろいろな学問を同時に勉強している。総合教育。



学校生活

・机は数人で囲むようにして座り、勉強をグループでする。教室の後ろにはリラックスして読書ができるコーナーを設けている。

・授業時間は午前8時~午後3~4時。授業数は週21(1~2年)から32(7~9年)まで。一年190日。



勉強の重点

・探求心、知識の習得とその過程、コミュニケーション、問題解決能力、間違えてもいいことを学ぶ、忍耐、創造力、グループ内での勉強方法。

・未来に何が起こるか誰にも予想できない。携帯電話も昔は想像できなかった。未来のことを予め勉強はできない。その時になってその新しい何かにすぐに対応(順応)できる能力が必要。リスクを負える。間違いを恐れない。間違っていてもその過程でいろいろなことを学ぶ。

・子どもを中心に。学校で仕事をしているのは子供。先生は助けるだけ。その子その子の能力を最大にのばせるよう応援する。

・常に最低2つ以上の答えを見つける。そこに至る過程はいくつもある。

・チームワークが大事。いろんな子どもたちがいて、いろんな解決方法があることを知る。



学校(教師)の評価

・基準に基づく評価。親・子・教師3者協議(1年に2回)。

・学校の解放。いつでも誰でも見に行ける。

・教育についてPTAへアンケート。

・PISA全国一斉テスト(OECD加盟国の多くで義務教育の終了段階にある15歳の生徒を対象に、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシー、問題解決を調査するもの。)。文部省がランダムに学校・学年・教科を選定して抜き打ちテスト。全国的な統計のみ測る。個人や学校のランクを知ることはできない。校長のみ自分の学校のランクが分かる。

・教師は他校の授業を見に行く。他校と競争するのではなく協力し合う。



子どもの評価

・過程の評価。常に子どもの勉強の途中を評価する。

・最初の4年間は点数をつけず、言葉による評価。中学生になると年4回ある評価のうち2回が点数評価となる。卒業時にようやく全体を点数評価。将来性を評価。



●質疑応答

①オッリペッカ・ヘイノネン(90年代、29歳で教育大臣を務め、現場への裁量権の委譲など大胆な教育改革を実施。)の功績はどのようなものだったのか?

→フィンランドはたくさんの政党があるため、全体のコンセンサスが必要で、急激な変化は起きない。教育改革としてよかったのは、「グループによる学習」と「科目の別をなくし総合教育」がとてもよかった。また、この国の歴史(スウェーデンやロシアに支配)から、平等ということにとても敏感。階級もないので学力が全て。学校は全ての人間に平等にチャンスを与える。

②ソーシャルワーカーがいなかったらどうなると思う?

→いなかったことがないので分からないが、社会的な問題を教師が考えている暇はない。

③教師になるにはマスターコースを習得しないといけないのか?

→必ず修士の資格が必要。幼稚園の先生もそう。

④ベテラン、中堅、新人の教師の能力のバランスをどうやってとっている?

→よくコミュニケーションをとっている。ベテランから新人へのアドバイスも多い。カリキュラムも教師のグループで作っており、教師同士で勉強できる。

⑤忙しい中、コミュニケーションの時間をどうやってとっている?

→授業は週21~32時間しかない。週に一度、来週のカリキュラムについて話し合う機会がある。たくさんコミュニケーションがとれている。

⑥塾がないということだが、宿題や土日の勉強は親が与えるのか?

→宿題はあるが少量で、学校がある時だけ。休みのときは出さない。宿題といっても「オーブンの掃除」とかで、その評価は親が行う。子どもは他にすることがたくさんある。筋肉と一緒で、頭も休ませる。

⑦20年前の改革以前はどうだった?

→昔は男子校、女子高もあった。10歳で勉強を続けるか就職するか決めなくてはいけなかった。グループ学習ではなかった。個人を評価し、できる子だけ先に進んだ。今は、先に進むのではなく深く潜らせる。国際性を保つにもグループ学習が必要。今後はもっと総合的な学習を目指している。



●感想

・フィンランドの高い学力が僅か20年前の教育改革から始まったのを初めて知った。今でこそ成果が現れたが、当時、成果が上がるかどうか分からないのに、この大きな改革をよく国民が受け入れたと思う。その英断がこの学力世界一の一番の要因だろう。

・エルヤ ホヴェーン先生が何度も仰っていた「グループ学習」がとても大事だと思った。日本でも取り入れたいし、家庭でも取り入れたい。

・この講演会を広島県の教育委員会が後援し、300名収容のアザレアホールが定員オーバーになり、熱心な質問が続いているのを見ると、広島の教育の将来にも希望が持てました。



篠原裕次郎


*この講演会は4日間に分かり開催されました。9月1日の講演会に参加したメンバーの記録はこちらでご覧頂けます。

1pixel

9月1日 教育講演会「世界一の学力の国フィンランドに学ぶ」受講報告書

2010年10月07日 23:53

 平成22年9月1日に、ワークピア広島において「世界一の学力の国 フィンランドに学ぶ」と題し、講演会が行われました。広島県議会議委員さん4名が、海外視察において知りあったフィンランドの小中学校の校長先生を招聘されたものです。(海外視察の報告書はこちら。この講演会の内容を簡単にご紹介します。
 なお、この記録には、記録者の聞き間違い、思い違いがある可能性がある事をご理解ください。
 また、この講演会は4日間に渡り開催され、9月3日の講演会に参加したメンバーの記録はこちらでご覧頂けます。


演目:教育講演会 世界一の学力の国 フィンランドに学ぶ
講師:エルヤ ホヴェーンレッス小中学校校長
通訳:梅原さん(エルヤさんの学校で日本語教師として勤務)
主催:世界一の学力の国フィンランドに学ぶ 会
後援:広島県教育委員会


○講演内容

フィンランドと日本は似ている。テクノロジーの国、教育に熱心。フィンランドの義務教育について話し、自分の学校の話をし、最期にご質問にお答えしたい。
フィンランドでは7歳で小学校にはいる。フィンランドの学校教育で重要なのは平等。経済的な平等、経済的な平等平等、地域にとって不平等は起こらないようにしている。義務教育というのは、どこにいても同じレベルの教育を受けるのが目標。すべて共学。
学校は生徒を選べない。障害の有無に限らず、近くの学校に通うようになる。学校で教える勉強のほかに、保険や病院、ソーシャルワーカーなども無料。教科書は生徒負担。
どこの高校に進んでいいかわならない人には、小中学校卒業後に一年間考える猶予が与えられる。
どこの高校からも好きな大学にいける。専門学校もあるが、同様。
フィンランドでは人口が少ないので、国民それぞれが適材適所の場所に行くことが望まれる。教育を受ける過程で、キャリアを変更することもできる。
生徒中心主義。先生は生徒に合わせて、なん通りの教え方を考えなければいけない。

私が今務めているレッス小中学校についてお話しする。カリキュラムの大まかなものは文科省からくる。外国からも39人の生徒が来ている。
生徒に勉強の仕方をアドバイスする先生がいる。特殊学級の先生等,先生の他にアシスタントスタッフが存在している。アシスタントスタッフは先生ではなく,生徒をアシストする。
一週間に一度、学校の先生以外の人と、生徒の今後について、どうすべきかミーティングを持つ。
大事なのは、生徒が勉強をする時に、活動的であること。勉強という仕事をするのは生徒。お勉強で積極的な人は、社会に対して積極的な働きをしてくれるだろうとフィンランドでは考えている。
38ヶ国もの異なる国の国籍の生徒が来ている。それぞれの生徒が自分の国について自身を持つことが大切。
同時に他の国に対して尊敬することも大切。英語で勉強する。その際,それぞれの国に独自のアクセントがあるが、自信を持てといっている。
どういう生徒を育てたいかというと…研究熱心で、自分で考えることができて、コミュニケーションできるようになることを大切にしている。リスクを怖がらない勇気を育むことも意識している。新しいことを勉強する勇気、物事を知りたいという気持ちを大切にしている。
新しいことについて先入観を持たせない。人間としてのバランス感覚を持つこと。アカデミック的にもバランス感覚を大切にしている。教える内容も多様性を確保し,小中学校期はなるべく考えが偏らないように工夫している。自分のことを正しく評価できることも目標にしている。
フィンランドでは大変沢山の教科を教えている。フィンランド以外の自分の国の言葉の授業も受けさせている。
宗教学も教えている。宗教が嫌という人は倫理学。自分の宗教を尊重してりる。他にも,歴史、公民、退屈、音楽美術館、手芸、木工、ヨーロッパのほかの国ではこの様な教育は時間のむだと思われている。フィンランドではほかの勉強をさらに進めると考えている。
授業において、今はなんの教科の時間、と区切ったりはしない。
木工では本物の機械を使う。どうやればものが作れるかを学ぶことができる。金属製品や、電気製もつくる。
フィンランドでは語学を沢山勉強する。9年間で、母国語をいれて3ヶ国語を使えるようになる。
フィンランドでは一年に190授業があるが、一週間に勉強の時間は18時間程度。
自分に自信を持った子供に育てる。新しいことを勉強する勇気を育むように努めている。
10年後に必要となる知識は分からないが、自分が知る知識をいかに活かせるかが人として重要であると考えている。
ある方がいった。人間だから間違いを起こす。先生もそう。それを教えることが重要。
勉強するというのは新しいことを覚えること。勇気がいる。
ほかの人と一緒に勉強することをチャレンジと思って欲しい。
結果ではなく、そこまでに至るプロセスを大切にしている。


○ 講師との対話(Qは会場からの質問。Aは講師の回答)

Q:私立でもお金をとっていないということだったが。
A:原則的に公立。ヘルシンキには、例外的に財団が持っているものがある。授業料は無料。カリキュラム等は原則一緒。

Q:不登校、いじめというのはあるのでしょうか?
A:不登校はある。学校に行く義務はなく、なにかを覚える義務があるという考え方をする。登校拒否は非常に少ない。私が18年校長をやっていて、不登校は2人。学校にくるのは人間。人間の社会には必ずいじめはある。いじめが起こらないようにするメソッドがあるので、それをしている。

Q:以前高校で教員をしていた。大変忙しく体を壊した。私は通勤経路での指導、授業、クラブ、次の日の授業の準備、準備が終われば20:30に終われば早い方。時間に、業務に追われている。その手当を行政側がしていないように見える。
A:フィンランドでも先生は朝から晩まで働かせられている。ただ公私混同をしないようにしている。一週間に24時間授業があり、その他にも仕事がある。しかし日本よりは仕事がある少ない。専門的な立場のスタッフが先生の負担を減らしている。世界中で先生の仕事は同じと思う。先生であることが好きな人が先生になるのではないか。自分の仕事はここまでと線を引くのは自分。
家庭や健康を犠牲にして働くということをフィンランド人はしない。先生の仕事は100点である必要は無い。
良で良い。年をとってから、このあたりでいいんじゃないかな、というように考えるようになった。

Q:なにを目指してやっているかがわかった。人としての力というのを強く感じた。フィンランドの教育に転換点があったと思うが如何か。
A:新しい考えをありがとうございました。フィンランドの1970年に転換があったと思う。一番来たの田舎のフィンランドの。一番最後に変化を受け入れたのはヘルシンキ。現在の学校システムは、1980年からのシステムを使っている。4年おきに、教育のシステムは変化している。政治的な要請で、全体的な勉強、特定なテーマで、総合的な勉強をしようとしている。

Q:日本人は6:3制、今9年制を検討している。フィンランドは昔から9年制なのか。
A:小学校と中学校を一緒にするというのは徹底されていない。例えば、建物上の制約がある場合は6:3制でやる。こういうところがフィンランド的。

Q:結果ではなく、プロセスが大切と言われたが、学歴社会や、受験戦争というのはあるのか。
A:1~9年制の学校は税金で行っている。今のフィンランドには、学歴社会も受験戦争もない。その分野に適しているのが大切で、どこの学校をでたかということは関係ない。国によって事情がちがう。フィンランドは500万人の国。日本とは違う社会。
以前はいい大学にいかないいい仕事につけないというのはあった。しかし、フィンランドは共和国なので、国も貴族も、大地主もない。名門というのは原則ない。先生や学校は評価されているが、どこの学校をでたというのは、給料とは関係ない。
学校の先生は高度な教育を受けている。しかし先生の給料はぜんぜんよくない。
生活していくのに必要な給料を得られるのであれば、やりたい事をされたほうがいいのではないですか。

Q:いじめのはなしがでたときに、いじめが起きないシステムを導入されているといわれたがお聞かせいただきたい。
A:いじめが発覚した段階で、直ぐに介入する。いじめグループに対して対話をする。いじめをする子は自己表現が下手な子。自分の感情をきちんと言えるように教育している。ロールプレイを通じて言いたい事をいえるように教育をする。6年生がゴットマザー、ファーザーのシステムを導入している。これがいじめが起きない理由の一つと考えている。5年生はゴットマザー、ファーザーになる訓練を受ける。

Q:夏休みの宿題はあるのか?
A:夏休みは宿題なし。2ヶ月半。遊ぶ。通常の宿題はあるが、暗記とかはさせない。考える力を鍛える宿題が少し出る。


文責 茂田幸嗣1pixel

平成22年4月28日JMAC 構造改革推進セクター「行政経営実践セミナー」参加報告書

2010年05月23日 13:05

当会会員の篠原がJMAC 構造改革推進セクター主催「行政経営実践セミナー」に参加しましたので、
その内容をレポートします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

JMAC 構造改革推進セクター主催「行政経営実践セミナー」

開催日時:平成22年4月28日(水)
     第一部10:00~12:00 第二部13:00~17:00
開催場所:広島市南区民文化センター 3階ギャラリー
プログラム:
 第一部「組織・定員管理・人事評価・人材育成の仕組みと運用」
      JMAC 構造改革推進セクター事業責任者 星野芳昭氏
 第二部「行政評価の有効活用・・・第一線現場からの改革実践」
  1.「行政評価の有効活用(組織活性化)」
      日本評価学会理事 梅田次郎氏
  2.事例紹介1「事業仕分けに打ち勝つ職場活性の取り組み」
      広島県西部厚生環境事務所環境管理課 茂田幸嗣氏
  3.事例紹介2「行政評価を活用した職場活性化~保健第一線からの報告~」
      鳥取県倉吉市福祉保健部健康局医療保険課 東本和也氏
  4.総合質疑応答とパネルディスカッション「事業仕分けと行政評価」
      梅田氏、茂田氏、東本氏、星野氏(ファシリテーター)

■資料「JMAC 構造改革推進セクター「行政経営実践セミナー」参加報告書」(ワード: 0.4M)
http://www.geocities.jp/ksiget/HSouhatsu/220428_report.pdf


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

○以下報告書中「感想」より抜粋

 ・本市でも総合計画における施策体系(施策大綱)と事務事業を対応させていますが、既存の事務
事業を施策体系に繋げるという手法だったと思います。その場合、繋げる施策体系がない事務事
業があるとしたら、それは不要の事務事業であるということなので、縮小させていく方針を出す
べきなのでしょうが、無理やり何かの施策体系に繋げていないかどうか、もう一度チェックする
必要があると思いました。
  また、各事業において、目標と整合した成果指標を持てているのか、ということについても再度
のチェックが必要と感じました。
  つまり、「施策体系に整合した事務事業」と「事務事業の目標に整合した成果指標」の二つがと
ても重要だと思います。毎年見直す必要があると思います。
 ・施策体系毎の組織横断的政策マネジメント会議というよい手法があることを知りました。本市で
も調整会議はありますが、施策毎ではなかったと思いますので、そういう会議を行うように働き
かけができていければと思います。
 ・業務執行状況表や作業手順レベル(小分類)の業務分担表は、以前、係内の業務分配用に似たよ
うなものを個人的に作成したことがあります。これも課内マネジメントにおいて重要な作業だと
思います。今後、庁内に広げていければと思います。
 ・茂田氏の発表にあった、「事務事業マネジメントシートを引継書に」というアイデアもとても良
いと思いました。業務執行状況、業務分担表とともに、引継書の定型化は、業務の安定的・発展
的な継続に必要不可欠です。これも庁内に広げていきたいですね。
 ・最後の内容で取り上げられた「事務事業評価を議会に入れる」という手法で、議会改革を行うと
いうのもとてもおもしろいと思いました。
 ・途中、事業仕分けについてあまり良くないとのお話でしたが、個人的には良いと思います。確か
に功罪はあると思いますが、このセミナーの中でも「議会がやるべきだ」との意見に発展しまし
たが、まさにそういう考え方が出るということそのものが、事業仕分けの真の効果だからです。
 ・とにかく、実践的な手法が盛りだくさんで、とても充実したセミナーでした。今後、いろいろな
場面で活かしていけたらと思います。

東広島市都市部区画整理課 篠原裕次郎
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平成21年12月26日広島県事業仕分け傍聴報告書

2010年05月23日 12:58

 広島県では平成21年12月26日事業仕分けが実施されました。
 広島県の事業がオープンな場でその必要性・妥当性が議論された事は、住民の行政への関心を高める上で、非常に有意義なものであったと思います。この第一回の事業仕分けを当会会員の篠原が傍聴し、レポートを作成しましたので、ここに公開します。

資料「広島県事業仕分け傍聴報告書」(ワード: 0.1M)
http://www.geocities.jp/ksiget/HSouhatsu/211226_report.doc


○以下報告書中「総評」より抜粋

 広島県初めての事業仕分けということで、慣れない中、仕分け用の事業を選定した方、事業説明された担当者、プロジェクトチーム、皆様本当にお疲れさまでした。今回の事業仕分けは成功に終わったと思います。それは「不要」などの判定結果ということではなく、事業仕分けをすることにより、内外の意識改革が起こる、という点です。事業仕分けに上がらなくても、事業の担当者は、今まで考えもしなかった外部・現場の視点で見直しを行うようになり、外部の人間は、いろんな事業があることを知ることができます。つまり、事業仕分けは、間接的にも行政の効率化と住民の参画を促しているのです。

   東広島市総務部契約課 篠原裕次郎
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