スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

H21.1.31 新春特別企画の記録

2009年06月08日 22:42

開催日時:平成21年1月31日14:50~17:50
開催場所:ホテルセンチュリー21広島 4階クリスタル

第一部 講演「分権社会における自治体経営戦略と自治の確立」
      講師:早稲田大学マニフェスト研究所 客員研究員 吉岡広小路氏(前三次市長)

1.小泉首相の三位一体改革と市町村合併の功罪
 ・町村の自主財源は低く、このまま放っておけば夕張みたいに破綻していただろう。
2.「自治体はつぶれない」神話の崩壊と夕張ショック
 ・自治体同士の競争がないから、サービスの低下となる。また経営状況も悪くなり、やはり
  これから頑張らねば破綻していく。
3.(合併後の)地方自治体(市町村)の自立と地方分権への取り組み
 ・地方で法律などの改正をしていければいい。
 ・郵政民営化自体は良いことだと思う。しかし、3社に分かれたので、同じ窓口でも互いに
  協力し合うことがなくなり、無駄も生じている。
 ・合併の後、これからは地方分権が大事。
4.140年に及ぶ中央集権国家から地方分権の時代へ
 ・市長会、昔はやる気がなかった。県任せ。国任せ。しかし、最近はとても前向きになって
  いる。
5.都道府県の弱体化と道州制への移行
 ・児童相談所を設置する際、三次はする必要がないと、厚生労働省が許可をくれなかった。
  厚生労働省は都会に設置したいみたいだが、県より市町村の方がより身近に各家庭を
  知っている。
 ・教育委員会に市長が介入できないのはおかしい。教育委員会は県の方しか向いてない。
  それは県が人事権を持っているから。県が人事権を持つ理由は、小さな町だと異動が
  できないからだと言うが、今は市町村合併をしたのだから、その理屈は通らない。
 ・道州制になれば、議員も減らせる。経費削減。
6.権限・財源委譲と官僚との戦い
 ・補助金をもらうために決まりに沿ってグループホームを建てたら1億5,000万かかり、もら
  える補助金は2,000~3,000万。民間が建てれば8,000~9,000万で出来る。
 ・国と対決して、地方分権を勝ち取ろう。
7.改革と選挙
 ・佐賀の木下市長は改革派。
8.マニフェストと選挙
 ・中国地方は改革派が多いが、その反面、首長継続率(4年)が30%しかない。なかなか
  厳しい世の中だが、今は過渡期。すぐに改革派が当たり前になる。
 ・東国原知事がすごいのは、マニフェストを4ヶ月で全て総合計画に入れたこと。
 ・地方もマニフェストで選挙をするべきだ。
9.地方政治家や役所職員の意識と有権者の意識
 ・20代30代のうちに自分の活動のフィールドをどこにするか考えないといけない。40代
  50代になると終わりが見えてくる。

第二部 パネルディスカッション「分権時代において首長・議員に求められるものとは?」
      コーディネーター:丸山法子氏(広島県社会福祉協議会地域福祉課主幹)
      コメンテーター  :吉岡広小路氏(前三次市市長)
      パネラー     :寺岡公章氏(大竹市議会議員35才[3期目] )
                 胡子雅信氏(江田島市議会議員38才[1期目])
                 福岡誠志氏(三次市議会議員33才[3期目] )
                 松本太郎氏(廿日市市議会議員39才[1期目])
                 森本真治氏(広島市議会議員35才[2期目] )
1.議員になったきっかけや志
 寺:教育行政に対して腹が立ったのがきっかけ。行政の行事に参画した際、会議の進行や
  内容に問題を感じた。自分で変えていくために議員へ立候補した。
 胡:東京の民間で働いてから地元の江田島へ帰ってきたとき、ちょうど合併問題が紛糾して
  いたが、交わされている議論がとても不満だった。故郷をよくしたいという思いで立候補
  した。
 福:祖父が議員だったので、議員という職業は身近であった。当時は皆60才以上の議員
  ばかりで、このままでは良くないと感じ、立候補した。当選時25才独身で、いろいろ言わ
  れたが、良い経験ではあった。
 松:良い意味で、議員という地位への野望があった。また、当時の議員に対して良いイメージ
  がなく、良い議員がいなかった。立候補のきっかけは、父や友人から薦めがあったから。
 森:社会福祉学専攻の大学を卒業し、児童擁護施設の経験を経て、問題を抱えている社会
  を変えていきたいと思った。
2.自分のテーマ(いつまでに何をするのか)
 寺:今、各学校・幼稚園の教育環境の方針がバラバラ。教育委員会は教育政策を徹底して
  ほしいし、そういう仕組みを作りたい。→今年度中に各方面へアピールしていく。
   また、小・中・幼の各先生同士が意見を言い合える場をつくりたい。→窓口を作る。
 胡:江田島は昔、働く場所が島や近隣の町にたくさんあり、人口も5万人いた。今は3万人
  をきっている。
  船便や交通形態は増えたが、交通費が高い。これらの交通や学校体系を良くし、江田島
  を良くしていきたい。→2~3年のうちに船便の改善を行いたい。
 福:地方分権を進めたい。地方分権が進むと立法機関の議会の重要性があがる。議会の
  活性化をしたい。
  たとえば、質問形式を1問1答にしたり、休日議会を開催したり、常任委員会の動画配信
  をしたり、議会招集権など議会権限の強化をしたり。 → 今年は、議員の仕事を住民に
  知ってもらう努力をしていく。ブログ、会報、街頭演説など。
 松:財政問題を重視したい。実家が会社経営をしていたので経営者視点でいつも考えて
  いる。
  自治体財政は無駄が多い。→宮島観光などの産業を活性化したい。分権を控え、自治体
  独自の産業を作っておかねばならない。
 森:政治は未来への責任だと思う。なので、子どもに関するマニフェストを重視している。
  子どもの権利条例の制定を推進したい。 → 2011年までに宣言している8つのマニフェスト
  を達成したい。
3・吉岡氏からのコメント
 ・目標達成のための具体的なスケジュールをもっと組んでほしい。もっとぎらぎらしてもいい。
  森本議員のようなローカルマニフェストは必要。マニフェスト戦略については中四国地方
  では遅れている。
 ・議員一人一人には政策決定の権限はないが、各議員がマニフェストを提言し、広く内外に
  発信することで、首長のマニフェストに落とし込ませることが大事。
4.分権時代において首長・議員に求められるものとは?
 寺:大竹市では、まちづくり対策特別委員会ができた。議員同士の議論を行い、議会を良く
  していきたい。
  自覚と責任を持つことが大事。
 福:議会報告会を行っている。回を重ねていくと、住民の意識が個人的な要望から、議会
  運営に関しての意見に変わってきた。議会全体としての報告会なので、私見は言えない
  が、良い取り組みだと思う。(議会報告会を行っているのは全国で22箇所(1.5%)
 胡:江田島でも議会報告会をしようと試みている。また、議会の動画配信もしたい。議会
  基本条例を作りたい。
  今は住民自身が住民自治の意識が低い。これを高めることが必要。
 森:広島市の議会改革は遅れている。地元の安佐北区まちづくりを考える会(区長、職員
  幹部、議員が参加)は、自治会でできることは自治会でやる、という原則(マニュアル)を
  作っている。地域の自立が大事。
 松:議会、住民、自治体がそれぞればらばらではだめ。問題意識に対してのベクトルを
  あわせる必要がある。
  その為にも住民も意識を高めて、努力し、分権を乗り切っていきたい。会派マニフェストを
  作った。視察休止など行った。
5.質疑
 ・自治体経営戦略の観点から問うが、地域の特産品を行政でネット販売できないか?特に
  地方の物を都会に出た地元の人間が買える様になるといいと思う。
 →福:現在、三次市ではそういう取り組みを行っている。はじめたばかりで効果は定かでは
  ない。ただし、政策決定は市長権限。
 →森:茨木県高萩市でもネット販売をやっている。
6.吉岡氏からのコメント
 ・議員だと権限がないというが、いろいろやりたいなら首長になればいい。議員のレベルが
  低いと首長として取扱が楽だが、議員のレベルが高くないと街は発展しない。
 ・議員同士のネットワークで助け合うことがこれからは必要。個人で頑張っても、結局地元の
  選挙活動の関係で、いろいろな事ができない。多くの市町村議員が集まって討論会を
  開き、公開したらいい。
7.最後に一言
 寺:住民税という会費を払っているのだから参画しよう。
 胡:市町村は会社。住民税とは投資。市町村という会社を発展させよう。
 福:Yes we can
 松:近日に控えている選挙を頑張ります。
 森:みんなで一緒にがんばりたい。

閉会後18:00から1Fカフェリストランテ「フィレンツェ」にて懇親会

感想
・前市長や若手議員の想いを知ることができ、また身近に感じることができ、とても有意義な
 会でした。ただ、参加募集期間が短かったため、参加者が約30名と少なく、もったいないと
 思いました。
・意見のやりとりを見ていると、議員では権限が少なくやりたいことができない、という思いを
 各議員が持っていると感じました。やはり議員同士でもネットワークは大事だと思いました。
 議員に限らず、どの立場に置いても自分に出来ることと出来ないことがあり、ある大きな
 目標をなしていくためには、同じ志を持った仲間と共に活動することで、各々の立場で出来
 ることが全て合わさって、事が成るのだと思います。
・吉岡氏が言っていたように「議員一人一人には政策決定の権限はないが、各議員がマニ
 フェストを提言し、広く内外に発信することで、首長のマニフェストに落とし込ませることが
 大事」という考えは、なるほどそういう考え方もあるのかと感心しました。
・東広島市にも若い議員が多く誕生してほしいですが、懇親会で聞いた話では、今の議員の
 給料は何年やっても変わらず、将来的にずっと家族を養っていくのは難しいので、大抵は
 農家や自営業の人又は年金をもらっている人がなっている、ということだそうです。なかな
 か副収入もない若者には敷居が高いのでしょうか。そうだとしたら、今回のパネラーの若手
 議員の方たちは数少ない若手なので、これからももっと頑張ってほしいです。
以上

平成21年2月5日
篠原 裕次郎 作成



コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://hsouhatsu.blog78.fc2.com/tb.php/8-f5d81d39
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。